洪秀全―ユートピアめざして (中国の英傑) pdfダウンロード

洪秀全―ユートピアめざして (中国の英傑)

, 小島 晋治

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前々から「太平天国の乱」という一風変わった大動乱に漠然と興味を抱いてはいたのだが、それに関連する本との出会いがなく今まで詳しく知ることはなかった。中国史ものの評伝で流通しているものはたいていは三国志関連であり、それ以外のものを扱ったものは案外無くあとは通史的なもので読むしかない(小説であれば他にちらほらある)のだが、古本屋にて太平天国の首領たる洪秀全の評伝であるこの本を偶然見かけ、ようやくその詳しい経緯を知る事ができた。まあ何となく予想していたことではあるが、とんでもない話である。こういう嘘みたいなスペクタクルが人知れず(日本ではほとんど知られていないはずである)いくつも埋もれているというのが中国史の奥深さだろう。中国史はスペクタクルだらけの世界で最も劇的な歴史であり、中国人は世界で最も劇的な民族であると考えるしかない。清朝末期の19世紀半ば、科挙に落第した広東省の青年が正気を失い、数日にわたって夢と現実の境で不思議な幻想的体験をしたことが全ての始まりである。正気に戻ったあと、洪青年は当時中国で布教が行なわれはじめていたキリスト教について書かれた本と出会い、それは自分の異常な体験を完全に説明するものであり自分こそ乱れきったこの国の救世主として神から選ばれた存在なのだと確信するに至る。つまり、今でいうキリスト教系の土俗的な新興宗教みたいなものといえるだろう。それで布教活動が始まるのだが、「神の前では人間は本来平等である」という思想は地主階級に搾取され貧困に喘いでいた当時の華南地方の農民たちを惹きつけ、徐々に勢力を拡大してついには清朝を揺るがす大反乱に発展するのである。一介の青年が「天王」となり元百姓の参加者たちが王になってゆくその過程ももちろん面白いが、最も印象的なのは大都市・南京を占領して新たに壮麗な宗教都市として生まれ変わった首都・天京において繰り広げられる、奇怪な出来事である。この宗教都市は太平天国滅亡まで11年間も存続することになるのだが、読了後最も心に残るのはこの異様な宗教都市の夢とも現実ともつかないような神秘的な雰囲気だろう。この本はそこで起こる出来事を臨場感あふれる筆致で描いている。この壮大かつドラマチックな話をこのレビューで要約するのは所詮無理がある。興味を抱かれた方は、読んでいただくしかあるまい。普通の小説より面白いことは確実に言えることである。地上に出現した神の国・太平天国にはいかなる運命が待ち受けているのか?それは読んでのお楽しみである。
によって 小島 晋治
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